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シャボン液におぼれたArduino

Arduinoって知っていますか?アリュディノ、アリュディーノって読みます。

 

これは、小さなコンピューター。

 

電子制御のあーしたいこーしたいを色々叶えてくれます。

 

さてさて、実は、空気清浄機Homieには、このArduinoが入ってました。なぜでしょう。

 

2016年、8月。Homieのアーティストである花ちゃんはHomieを思いつきました。

 

花ちゃんはまず、シャボン玉マシーンを作りました。これは、モーターで動きます。電池を繋げば動くのです。

 

花ちゃんはさらに、「Homieに人が近づいてきたらシャボン玉が出るようにしたい!」と思いました。

 

どうすれば良いのでしょうか。Homieが人が近づいてきたことに気づいて、シャボン玉マシーンのスイッチを入れてくれる必要があります。

 

花ちゃんはクリエイターのかじくんに相談しました。

 

かじくん。機械と電気を学ぶクリエイター。理解できない事が大好き。

 

 

 

かじくんはまず超音波センサーを持ってきました。超音波センサーは、超音波を利用して距離を測ることができ、その情報を電気信号で出力してくれます。

 

次にリレーと呼ばれる部品を持ってきました。シャボン玉マシーンを動かすためのスイッチを入れてくれる部品です。物理的なスイッチは、人が指で押さなければいけませんが、リレーは電気信号を送ることで、スイッチを入れてくれます。(この部品はとても奥が深いので、あとでまた詳しくお話しますね)

 

これで、「人が近づいてきたことを知らせる」と、「シャボン玉マシーンを起動する」という現象を電気信号に置き換えることができました。

 

さて、次にこの超音波センサーからの信号を、リレーに伝えるためのものが必要です。

 

ここでArduinoの登場です。Arduinoは様々な入力信号を思い通りの出力信号に変換することができます。思い通りというのは、例えば入力信号が来たら1秒後に出力信号を出すとかだったり、入力信号が来たら3回出力信号を出す、とか、入力信号がなくても好きなタイミングで出力信号を送り続けることができたりします。

 

かじくんは超音波センサーとリレーをArduinoにつなげ、プログラムをArduinoに書き込みました。

 

その内容は、「入力信号として、超音波センサーの信号を検知したら、出力信号としてリレーを動かす。」という感じ。

 

 

 

ようやくHomieが動きました。Arduinoが頑張ってくれています。かじくん、ありがとう。

 

 

そして。。。

 

 

Homieをたくさん持ち運んだ結果、シャボン液がこぼれて、Arduinoはシャボン液まみれになってしまいましたとさ。

(それでも元気に動いています。すごい。)